人との距離感は、ちょうどいいバランスを見つけるのが難しいものですよね。特にママ友付き合いは、子どもを介して生まれる関係だからこそ気を遣うという人も少なくないのではないでしょうか。今回は、筆者の友人の体験談をご紹介します。
まさかの素顔にゾッ……!
「今日のランチ会、全員服が地味すぎてびっくり! 女子会とか言ってたけど歳を考えてほしい(笑)」
「◯◯さんの育児アピール、寒すぎ」
「ほっこりキャラを演じてたらみんなが勝手に世話を焼いてくれるから楽~♪」
信じられない思いでスクロールしていくと、A子さんが私たちとの出来事を、面白おかしく、そして時に辛辣に綴っている様子が次々と目に飛び込んできました。
みんなが微笑ましく思っていた“うっかり”エピソードも、すべてが計算ずくの演出だったことが明らかに……。
あの笑顔の裏に、こんな冷めた視線があったなんて。
ショックと同時に、強い恐怖を覚えました。
笑顔の裏を見抜く目を
その後、きっと誰かがアカウントの存在に気づいたのでしょう。A子さんのSNSは、突然非公開になりました。
しかし、一度見てしまった“素顔”は、私の心に深く刻まれました。
もう、以前のようにA子さんと接することはできそうにありません。
信じていた相手の裏の顔を知るというのは、想像以上にショックが大きいものです。
見せかけの笑顔だけで人を判断せず、本当の人柄を見極める目を持つことの大切さを、痛感した出来事でした。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。