筆者の知人A子さんは、我が子の為に厳しく育てていたのですが……。
まさかの結末に、思わず考えさせられるお話です。
そんな風に思っていたの? 娘の告白に思わず涙
娘は幼少期から自分だけ特別厳しくされ続けたことを、ずっと「私だけ愛されてない」と感じていたようなのです。
娘の告白に、A子さんは驚いて言葉が詰まりました。
その時初めて、「あの時はこう思ったからこう言ったのよ」「いい人と出会って結婚してほしかったから、マナーを厳しく教えていた」などと、過去の出来事の答え合わせをしました。
娘は複雑な顔をしていましたが、A子さんは涙が止まりませんでした。
自分が娘を想ってしていたことは、全て上手く伝わっていなかったのです。
それどころか「愛されてない」と寂しい思いをさせていたのだと、本当にショックを受けました。
大切なことは伝わらないと意味がない。皆は私のようにならないでほしい
今更謝ったところで時間は戻らないし、許されることではありません。
それでも、本当に娘を想ってしていたこと、しかしそれで傷つけていたことを心底謝りました。
それ以来少しずつではありますが、娘との距離が近づいたように感じます。
大人はどうしても後先の事を考えて言動をしがちですが、それは相手にきちんと伝わっていないと意味がありません。
どうか子どもを大切に想うなら、本音で話し合ったりする機会も大切にしてほしいです。
まとめ
厳しく育てるのはいいですが、同時に「あなたを想っている、大切な存在」ということを伝えるのも大切ですよね。
度が過ぎると「過保護、過干渉」となってしまうので難しい問題ですが、とても考えさせられるお話だと思いました。
【体験者:50代・主婦、回答時期:2025年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。