市外の私立小へ、新しい通学スタイル
私の娘は市外の私立小学校に通っています。
電車を乗り継ぎ、毎日制服で登校。近所の小学生たちと比べれば朝は早いし、制服姿もこのあたりでは珍しい。目立つと言われれば、確かに目立ちます。
私は娘と選んだ道を応援しているし、まだ小さな体で電車通学は不安なので、朝と夕方は駅まで付き添っています。
「大変ねぇ〜」の圧! ご近所ママのマウンティング攻撃
そんなある日、近所のAさんとばったり遭遇。いつものごとく、開口一番がコレ。
「えっ、また付き添い? 小学生なのに大変ねぇ〜。うちはラクだわ〜、近所の公立だから」
相変わらずの"私が正解"オーラ。前にも「そんなに小さいうちから頑張らせると、燃え尽きちゃうわよ?」なんてアドバイス風のマウントをいただいたことがあります。
今回は「この暑さで制服って、ちょっと気の毒よね〜」と、心配の皮をかぶったマウンティング。
「お気遣いありがとうございます〜」と笑ってその場をやりすごしましたが、いつもモヤモヤが残ります。
娘の“カウンター”が炸裂
ある日の夕方、家に入ろうとしたところ、Aさんと遭遇。
Aさんは、「あらあら、制服暑くない?」とまた言ってきました。私は笑って誤魔化そうとしたところ……。
娘は、「ううん! この制服着てるとね、駅で『すごいね』って言われたりするの。えへへ〜」と言ったのです。
Aさんは「へぇ〜」と小声になってフェードアウト。
私はというと、ただ微笑んだだけ。でも内心では「ナイス、娘!」とガッツポーズ。
娘は、まだまだ小さいけれど、素直なのか本能なのか、いい仕事をしてくれる!
わが子の前向きな姿が、私の誇り
誰に何を言われても、わが子が元気に前を向いていることが、私にとって一番の答え。
ちゃんと、子どもは見てくれているし、毎日通学に付き添う私に感謝もしてくれます。
それで十分、私は胸を張っていけるのです。
【体験者:30代・パート、回答時期:2025年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。