ある日、小学生の息子が誕生日に欲しがったのは、まさかの「課金カード」。ためらいつつもその希望を叶えた結果、どうなったのか……? 友人が体験談を語ってくれました。
しかし、問題はそこから。
3か月目に入るころ、息子の様子が変わってきたのです。アプリを開かない日が増え、「もういいや」と言い出す始末。
気づけば、友だちの間でも別のゲームが流行りはじめていました。
ブームは一瞬? 息子が語った本音と親の学び
そしてある日、息子がぽつりと漏らしました。
「おれ、今月の課金使わないかも。もう飽きちゃった」
5000円分のカードはまだ少し残高が残っていましたが、「使う予定はない」と。
あれほど欲しがっていたのに、子どもなんてそんなものなのかも。「せっかく買ったのに」と思うのは親の感覚で、本人にとっては“そのとき夢中だったもの”に過ぎないのです。
課金=長く遊ぶ保証ではない。改めてそれを実感させられた誕生日プレゼントになりました。
プレゼントは、先のことも考えて慎重に選びたいと、親子で学んだのでした。
【体験者:40代・会社員、回答時期:2025年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。