最近の子どもは礼儀を知らなかったり、感謝の気持ちを持てない子も増えてきているように思います。この親にしてこの子ありとはよく言いますが、筆者が目撃した出来事を紹介したいと思います。
会社主催のバーベキュー大会にて
夫の会社で年に一度開催されるバーベキュー大会でのことです。家族も参加できるとあって、うちの子どもも毎年楽しみにしているイベントでした。
お昼の開催に向けて朝からみんなで準備をしている中、小学3年生の上司の息子さんが「お腹すいた」「まだかよ!」と文句ばかり言ってくるのです。
他の社員の子どもは、椅子を運んで並べたり、お皿やお箸を配ったりとできることを手伝ったり、大きい子は小さい子の遊び相手をしてあげたりしているのに、その子はゲームをしながら何もせずに偉そうにしているのです。
文句ばかり言う上司の息子
「もうちょっと待ってね」「もうすぐ準備できるから」と最初は機嫌を取りながら相手をしていた大人も、その口の悪さと悪態にさすがにカチンときていました。
ですが、上司の息子とあって誰も直接注意することもできず、みんなモヤモヤしていました。
高い所から大声で「なー! いつまで待たせんの?」と言ってきたときには、さすがに堪忍袋の緒が切れ、一緒に手伝ったらどうかな? と声をかけようとしたのです。
そのとき、その子の母親が駆け寄って来たので、「良かった……やっと注意してくれる」と誰もがホッとしました。