思春期に母親が学校に来るのがちょっと嫌だった、という方も珍しくないのでは。今回はそんな風に感じていた子供がどんな大人になっていったのか? 数十年にわたるエピソードをご紹介します。

過去を忘れている母

遠くに住む母と電話で話しながら、「そういえばPTA会長をやることにしたんだ」と張り切っていることを話すと、「あんたが会長? 大丈夫なの? 一体誰に似たんだろう」と不思議そうに母が言うのです。

かつてPTA会長をやっていたことをすっかり忘れている母の様子に逆に驚く私。
「どう考えてもあなたじゃないですか!!」すかさずツッコミを入れました(笑)

親の背中

常日頃、私が忙しくなるのを嫌がる息子が、私がPTA会長をやることだけは喜んでいることには驚きました。

そして小学5年生になった彼は、委員会を決める際に、児童会の役に手を挙げ、学校の運営に積極的に関わりたいという思いがあることを知りました。

私は決してそつなくこなせるタイプではないけれど、「何かしたい」という想いは子供に伝わるのでしょうか。
子供は親の背中を見て育つ、というのは間違いないと実感している今日この頃です。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:長橋知子
38歳で未経験からWEB広告制作の在宅ワークに挑戦し、セールスライター・WEBライターとして活動をスタート。読者に寄り添うライティングを大切にしている。特に、人間関係や育児、地域活動、女性の生き方に関するテーマが得意。また、noteで赤裸々エッセイを発信し、Kindle書籍も出版。「どんな自分でも生きていける」社会の実現を目指して奮闘中。