決断
その後、私は子どもを授かり、産休・育休に入ることになりました。
私が妊娠中でも、義母は「今度はいつ旅行へ行く?」「私の誕生日がもうすぐなんだけど!」などと催促の連絡をしてきたのです。
さすがに腹が立った私は夫に相談。
「少し距離を置いた方が良い」という結論に達し、出産を機に引っ越すことにしました。
反逆
物理的な距離をとった私たちですが、義母は孫が生まれても目もくれず「こっちに来るのが大変ならプレゼント送ってくれれば良いから」「現金書留でも大丈夫でしょ?」などと言い出す始末。
思い余った私たちは義父へ相談することにしました。
今までのことを洗いざらい話すと、義父は激怒し「家族の好意に付け込むとはなにごとだ!」と義母へ抗議をしてくれました。
義父に知られた義母はよほど気まずかったのか、それからは私たちにたかることはなくなりました。ですが、今でも自分では一切お金を出さないのに「みんなで旅行へ行かない?」と誘ってくることはあります。
私は子どもが小さいことを言い訳に、全てシャットアウトしているのですが、あのたかり癖だけは本当になんとかしてほしいものです。
【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2025年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。