これは筆者の友人B子から聞いた、ある運動会での出来事です。
子どもの晴れ舞台を見ようと、早朝から場所取りをしていたB子。そこへ遅れてきた同じクラスの父親が、ルールを無視して最前列にシートをねじ込みドヤ顔だったが……。
これは「マナーは自分を守るためでもある」と感じたという、ちょっとスカッとする話です。
子どもの晴れ舞台を見ようと、早朝から場所取りをしていたB子。そこへ遅れてきた同じクラスの父親が、ルールを無視して最前列にシートをねじ込みドヤ顔だったが……。
これは「マナーは自分を守るためでもある」と感じたという、ちょっとスカッとする話です。
朝から気合いを入れて場所取りしたのに……
ある春の日、年少になったばかりのお子さんの運動会が開催されました。
Bさんは気合いを入れて早朝から並び、ルールに従って決められたエリア内にレジャーシートを広げ開会を楽しみにしていたそうです。
ところが開始直前になって現れたのが、同じクラスのA君のお父さん。
到着はかなり遅めだったにもかかわらず、なんと最前列のわずかな隙間にシートを無理やりねじ込んできたのです。
「え、そこって関係者の作業エリアの隣じゃなかった?」
「ルール違反じゃない……?」
周囲の保護者たちがザワつく中、A君パパはまったく動じる様子もなく、
「最前列ゲット~!」と家族にドヤ顔で報告。
Bさんは少しモヤっとしつつも、「そのうち自分で気づくかな」と様子を見ることにしました。
ドヤ顔が一転……落ち着かない“最前列”
しかしその場所、実は落とし穴だったんです。
A君一家が陣取ったその一角は、先生やスタッフが跳び箱や備品を運ぶために頻繁に行き来する“作業スペースのすぐ横”。
当然レジャーシートは何度も邪魔になり、スタッフに「すみません、ちょっと……」とどかされる羽目に。