「みんなスマホ持ってるのに、なんでうちだけダメなの?」小学校高学年になると、そんな声がちらほら聞こえてきます。スマホを持たせるタイミングに悩むのは、どの家庭も同じかもしれません。今回は、小学5年生の息子を持つ友人が、あるきっかけで「家庭の方針を見直す大切さ」に気づいたというお話をご紹介します。
持たせた家庭のリアルな声に、ハッとした
ある日、スーパーで息子の友だちAくんのママにばったり会ったときのこと。
スマホの話題になり、「うちは誕生日に買ってあげたの」と教えてくれました。正直、少し焦りを感じたのですが、その後の話に驚かされました。
「夜の11時を過ぎてもLINEしててさ。スタンプの送り合いばかりで寝るのが遅くなって……」と。
Aくんはこっそりスマホを自室に持ち込み、毎晩夢中。
親が注意しても言い訳しては再びスマホを手に取る。ママは「持たせたの、早かったかも」とポツリとつぶやきました。
“持ちたい気持ち”と“使う責任”は別もの
スマホが悪いわけではありません。でも、扱いに慣れていない息子には、まだ早いと感じました。
息子は「持ちたい理由」ばかりで、「どう使うか」や「それによって何が起こるか」についてはまだ理解できていません。
このタイミングで与えれば、結局親も子も振り回されることになることは明らか。
わが家では、焦らず、少しずつスマホとの付き合い方を教えていきたいと思いました。
【体験者:40代・主婦、回答時期:2025年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。