そんなとき、母が授けてくれた金言とは!?
筆者の友人U子が実際に体験したエピソードをご紹介します。
ストレートに物を言う性格→トラブルメーカー扱い
私は小さい頃から思ったことをストレートに言ってしまう性格で、友達とうまく関係を築けない子供でした。
たとえば放課後みんなと遊んでいても
「この遊び全然つまらない。なんでやってるの?」
と発言して周りをシーンとさせてしまったり、
髪を切った友達に
「前の方が良かったよ。残念」
と言って、傷ついた相手が
「ひどい」
と泣いてしまったり。
そんなことから、私はすっかり「トラブルメーカー」扱いされていました。
ある日、母から「ちょっと工夫してみない?」
そんなある日、母から
「正直なのは、あなたのいいところ。でも、そのまま伝えたら相手を傷つけてしまうことがあるの」
「だから、言い方をちょっと工夫してみない?」
と言われました。
たとえば
「この遊びは面白くない」
と思っても、そのまま伝えるのではなく
「違う遊びにしてみない?」
と提案したり
「前の髪型の方が良い」
と思ってもストレートに言うのではなく
「今までと違う雰囲気だね」
と、伝え方を変えてみようということでした。
母に言われた通りにしてみると→驚きの変化が!?
その時の私は
「ふーん」
と思っただけでした。
しかし、母に言われた通りにしてみると、驚くほど大きな変化が!
今までのように仲間外れにされたり、先生に叱られたりすることが減っていき、
「なるほど、こうした方がいいんだ」
「相手が嫌な気持ちにならない言い方をするって、大事なんだな」
と心から実感。
それ以降、目に見えてトラブルが減っていきました。
大人になってからも母の教えに感謝
大人になってからも、母に教えてもらった
「言い方を工夫して伝える」
ことは、コミュニケーションでとても役立ちました。
そしてあの時、助言に素直に従えたのは
「正直なあなたもいい」
と母が私のことを、まず認めてくれたからでした。
もし
「あなたは、このままじゃダメだから」
と頭ごなしに否定してアドバイスされていたら、反発して従えなかったと思います。
私の性格や特徴をよく理解し、上手に導いてくれた母に今も感謝しています。
【体験者:30代・会社員、回答時期:2025年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。