一人娘には「立派な女性になってほしい」としっかり育ててきた筆者の知人のF子さん。
娘は成長して一人前の社会人になりましたが、F子さんにはひとつだけ引っかかることが。
実際にあったエピソードをご紹介します。
娘は成長して一人前の社会人になりましたが、F子さんにはひとつだけ引っかかることが。
実際にあったエピソードをご紹介します。
一人娘を「きちんと」育てたつもりだった
マダムのF子さんは70歳、専業主婦一筋のしっかり者の女性です。
一人娘のE美さんには「立派な女性になってほしい」という思いから、幼少期からしっかり育ててきました。
「E美、こんなに部屋が散らかっていて、どうするの! 心が乱れてる証拠よ!」
「E美、もっときちんとした言葉を使いなさい。そんな言い方じゃ、誰もあなたを尊敬しないわよ!」
「笑顔も大事だけど、しっかりした態度が一番よ!」
そんな風に娘に「一人前の人間になってほしい」と色々なアドバイスをしながら育てました。
娘は社会人になったものの、気がかりが
その後、E美さんは学校を卒業して、安定した企業に就職。
「娘をきちんと育て上げることができた」
と安心したF子さん。
しかし、きちんと人生を歩んでいるはずの娘のことで、一つだけ気がかりが。
それは、E美さんがいまだに
「ママ、どうすれば良い?」
が口癖で、何ごとも自分で決められないこと。