今回は筆者の知人A子さんの、後悔している嫁姑トラブル談をご紹介します。
息子の嫁が、どうしても気に入らないのよ
A子さんには一人息子がいました。
息子は結婚したのですが、A子さんはどうしても息子の嫁が気に入らなかったのです。
優しく話した方がいいと頭では分かっていても、すぐに冷たい態度を取っていました。
揚げ足を取ったり、チクチク嫌味を言ったりと、とにかく冷たく当たり続けていたのです。
気が付くと、一か月に一度は顔を出していた息子夫婦も、今や一年に一回しか帰ってきません。
きっと嫁は、A子さんが嫌だから実家に来ないのだろう、それを息子に訴えているのかもしれないと、それすらも不満だったのです。
手伝ってあげるって言ってんのに、どうして拒否するの!?
しばらくして、息子夫婦に念願の第一子が誕生しました。
嫁の実家は遠く、息子は仕事が忙しい人です。
嫁は嫌いですが、念願の孫に会えるのだからと、
「嫁は産後、子どもを連れてしばらく我が家で過ごすように」
そう伝えたのですが、なんと息子はそれを拒否したのです。
何度掛け合っても拒否され、色んな支援を使って二人で頑張ると言うではありませんか。
そりゃそうだよね。今更後悔しても遅いけど、反省してる……
現在孫は小学生になっていますが、未だに数回しか会ったことがありません。
理由は明白で、A子さんが嫁に冷たい態度を取り続けたから。
息子に孫と二人で遊びに来るよう伝えても、息子は嫁の味方だから絶対に来ることはありません。
このまま関係が薄れ、寂しい老後を送るのではないか? という保身に入って申し訳ないのですが、息子が選んだ嫁を大切にしなかったバツなのかもしれません。
大切にされたいなら周りを大切にするという、当たり前のことが出来なくて後悔しています。
まとめ
息子を持つ母は、息子を「小さい彼氏」と揶揄することもありますよね。別の女性にとられてしまったという感覚をお持ちのようでしたが、息子さんの人生は息子さんのもの。
今後は自身の行いを反省しつつ、陰ながら応援する形で過ごすことが無難かもしれません。
【体験者:60代・会社員、回答時期:2025年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。