学生時代を楽しく過ごせた人もいれば、そうではない人も沢山いらっしゃいますよね。
今回は筆者の友人A子さんの体験談をご紹介します。

好きで絵を描いているだけなのに。悔しいから負けたくない!

A子さんは小さい時から絵を描くのが大好きで、将来の夢は漫画家でした。
小学生の頃は友人達と楽しく絵を描いていたのですが、中学に入ると「絵を描く=オタク」という風潮があり、なぜか冷たく見られてしまうのです。
いじめとまではいきませんでしたが、陰口を言われたり、絵を描いているだけで笑われたりしました。

正直あまりいい学校生活ではありませんでしたが、A子さんは悔しさをバネにして、絵を描き続けていました。

夢が叶って大忙し!!

その後A子さんは大学生の時に賞をとり、夢の漫画家デビューを果たしました。
学生生活と漫画家生活という、まさに二足の草鞋状態です。

毎日忙しくしているなか、SNSを開くと見知らぬ人からDMが来ていることに気が付きました。
相手は中学の同級生で、A子さんに一番嫌がらせをした子。
一体何の用なのでしょうか?

本当に失礼過ぎる

A子さんが参加しなかった同窓会で、A子さんが漫画家になっていることを知り、連絡してきたというではありませんか。

「私の息子が、〇〇先生の△△って漫画が好きでさ~」
「A子漫画家になったんでしょ!? サイン書いてもらってよ!」

大御所の先生のサインなんて、A子さんも欲しいくらいです。
仮に親しい先生だったとしても、過去に自分に嫌がらせをしてきた人になんて、渡したくもありません。

A子さんはハッキリ断りましたが、彼女はしつこく食い下がってきました。
しまいには怒りをぶつけてこられたので、もうブロックすることに。

散々A子さんのことを馬鹿にしてきたくせに、都合のいい時に利用しようとする精神には、本気で呆れてしまいました……。

まとめ

まさに手のひら返しですね。自分が相手にしたことは覚えていないのでしょうか?
嫌なことをされた側は、心の傷になることだってあるのに……。
そんな人のことはブロックして大正解だと思います。今後も先生の作品を楽しみにしていますね!

【体験者:30代・漫画家、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。