懐いてくれる後輩
以前勤めていたパート先で、私は大学生のAちゃんと働いていました。
Aちゃんは人柄もよく、私にいつも親しく接してくれて、Aちゃんから「LINE交換しませんか?」と言ってくれたのでLINEを交換。
プライベートでも連絡を取り合うようになりました。
なかなか返信がこない
しかし、Aちゃんと連絡を取り合っていて少し気になることが……。
それは、Aちゃんからの返信に少し時間がかかることでした。1週間後ということも当たり前。
最初は少し戸惑いましたが、Aちゃんも大学やバイトで忙しいだろうし、「最近の若い子ってこんなものなのかな?」とあまり気にしないことにしていました。
その後、Aちゃんは就職先が見つかり大学を卒業、バイトも退職していきました。
辞めた後も連絡をくれる
バイトを辞めた後も、Aちゃんはときどき連絡をくれ、私も就職先での悩みなどを聞いてあげていました。
そんなある日、Aちゃんから何やら長文のLINEが。
職場で色々あったようで「もう仕事を続けられません」とまで書かれており、かなり思い悩んでいる様子でした。
心配した私は真剣にアドバイスを考え、励ます返信を送ったのです。
返信が来ない
Aちゃんからの返信にはいつも時間がかかっていましたが、今回は送られてきた内容が内容だっただけに、そわそわと返事を待ち続けました。
しかし、1か月経っても返信が来ません。
心配はしたものの、共通の知人から「元気そうにしていたよ」とも聞いていたので、そのまま待つことに。
いつの間にか、例のAちゃんのLINEから半年ほど経っていました。ふとメッセージ画面を見ると、なんと未だに既読すらついていません。
「嫌われたのかな?」とも考えましたが、その後すぐ、Aちゃんから半年ぶりに返信が。
「返信遅くなりました。温かい言葉嬉しいです! 実は私、LINE見たくない気分の時は見なくて、お返事遅くなりました」とのこと。
SNSは自分の意思と関係なくメッセージが送られてくるので、見たくない時は見ないというのも、ある意味賢い付き合い方といえるでしょう。
とはいえ相談してきたのはAちゃんだったのだから、それに対する返信を見ないというのはどうなんだろうと感じました……。
Aちゃんの言うことも理解できますが、若い子との感覚の違いに少し戸惑った出来事でした。
【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Junko.A
5歳、3歳、1歳の3人の子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。