出産を終えて、ようやく落ち着いたと思っていたころ。そんな時期に体調の異変を感じた友人。もともと無縁だった“ある症状”に悩まされ、病院を訪れると意外な診断が。彼女が感じた小さな「違和感」が、思いがけない展開へとつながっていきました。

出産後に突然現れた不調

出産を終え育児に追われていたころ、私はある変化に気づきました。それは、生理のたびに起こる腹痛です。もともと生理痛とは無縁だった私にとって、その痛みはとても不快なものでした。

最初は、産後の体調の変化程度に考えていました。でも、痛みは回を追うごとに強まり、寝込んだりうずくまったり、生活にも支障が出るほどに。

ついには婦人科を受診することにし、「PMS(生理前症候群)」という診断を受けたのです。

処方された痛み止めと漢方薬で症状はやわらぎ、私は薬を常備しながら日常をやり過ごすようになりました。

気づけば5年、薬に頼る日常

薬のおかげで日々は過ごせていたものの、処方薬が切れた後も市販の鎮痛剤でやり過ごしていました。

そんなある日、友人との何気ない会話が転機となります。子宮筋腫で定期的に通院している友人が、生理痛について話す私に「一度ちゃんと診てもらった方がいいよ」と助言をくれたのです。

その言葉に背中を押され、私は再び婦人科の扉を叩く決意をしました。最初に婦人科を受診してから、5年が経っていました。