今回は、知人のA子さんに聞いた、ママ友との人間関係にまつわるエピソードをご紹介します。子ども同士は仲が良いのに、親同士の距離感に悩まされていたA子さん。そんなある日、ママ友のB子さんから飛び出した“無神経なひと言”をきっかけに、関係性が大きく動いた出来事です。

静かな反撃が空気を変えた

私は動揺しながらも、感情的にならないように努めて、静かにこう答えました。
「1人が好きっていうのは、友達がいないってことじゃないんですよ。自分の時間を大切にしてるだけなんです。B子さんも、自分だけの時間があるとリフレッシュできませんか?」
すると、他のママたちが「わかる、それ大事」「私も1人の時間好き」と相づちを打ってくれて、場の空気が和やかに戻りました。B子さんはバツが悪そうに黙りこみ、それ以上何も言わなくなりました。

距離をとって見えたもの

悪気はなかった発言だったのかもしれませんが、その日以降、私はB子さんと必要以上に関わらないようにしました。無理して合わせなくても、子ども同士の仲が良ければそれで十分。
人間関係は、無理して保つものではないんだと改めて感じました。今回の出来事で、自分の価値観をちゃんと守ってもいいんだと思えたことが、何よりの収穫でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。