今回は、知人のB子に聞いた、職場の新人Cくんとのトラブルについてご紹介します。世代間の価値観の違いから生じたCくんの何気ない一言が、B子さんの仕事への向き合い方を改めて考えるきっかけになったそうです。

経験の差からくるすれ違い

私は営業職として6年目を迎え、中堅と呼ばれる立場になりました。
あるとき、新卒で年下のCくんの教育係を任されることになったのですが、初対面からどこか引っかかるものがありました。
私が丁寧に業務を教えても、「あ、それネットで見たんで」「自分、得意なんですよ」と軽く受け流すような反応ばかり。経験の差からか、私の指導がCくんに軽く受け止められているように感じることがありました。

新人からの衝撃の一言

ある日、営業同行の帰り道で、Cくんが突然こんなことを言いました。
「B子さんって、結婚とか考えてるんですか? ……まあ、どうせ数年で辞めちゃいますよね?」
あまりにも軽々しい言葉に、私はその場で立ち止まってしまいました。
年齢や性別だけで、仕事を続けるかどうかを安易に決めつけられたことに、私は率直な驚きと、仕事への真剣な思いを理解してもらえない寂しさを感じました。