嫁姑バトル! とまではいかなくても、ちょっとしたトラブルは誰だって抱えているのではないでしょうか。筆者の知人Aさんは悲惨な嫁いびりをされているわけではないけれど、姑のことが大嫌いなのだそうです。あなたはこんな姑を好きになれますか? Aさんが姑を嫌いな理由について見ていきましょう。

いびられたわけじゃないけれど……

Aさんは結婚5年目で夫との仲は良好だけど、姑のことが大嫌いです。

昔から「嫁姑バトル」なんて言葉を目にしていたし、ネットでは信じられないような嫁姑バトルの体験談も出てきます。結婚前のAさんは「自分もそうなったらどうしよう……」と怯えていましたが、顔合わせをした義両親はとてもいい人でした。

「姑がいい人でよかった。嫁いびりなんて私には無関係ね」と思っていたAさん。実際にいびられることはありませんでしたが、今では姑のことが大嫌いだと言います。Aさんはどうして姑が大嫌いになってしまったのでしょうか。

いい人ぶってるけど……姑の言動から感じるもの

表向きAさんと姑は、いい関係を築いているように見えます。夫からもよく「母さんと仲良くしてくれてありがとう」と声をかけられるほど2人の仲は良好でした。

しかし、Aさんは姑の言動から感じていたのです。姑はAさんのことを家族だとは思っていないことを、些細な行動でアピールしてくるのでした。

そういった行動の積み重ねで、今ではAさんも姑のことが大嫌い。表面上はうまくやっているように見せていますが、冷たい女たちの戦争は続いているのです。

家族だと思っていません!

姑の行動はじわじわとAさんを傷つけていました。姑は「家族旅行」や「家族で食事」など家族での行事が大好き。しかし、その家族にいつもAさんを入れてくれないのです。

家族旅行の予約を取れば、Aさんの分を抜かして予約。家族で食事をするときにはAさんの分を用意しなかったりします。

周りから指摘されれば「あっ! 忘れちゃった! 本当に忘れっぽくてごめんなさいね〜」とすぐにAさんの分も用意してくれるので、周囲からは忘れっぽくておっちょこちょいだと思われているだけでしょう。

しかし、何度も何度も繰り返され、Aさんは姑のことが大嫌いになっていました。

スルー! 私も家族だとは思っていない

実際に旅行に連れて行ってもらえないわけでも、ご飯を与えてもらえないわけでもありませんが、一向に家族としては扱わない姑。絶対に忘れっぽいわけではなく、わざとだとAさんは確信しています。

ですが、Aさんはこちらも仲良くしたいわけではないと気にしないようにしています。

「私もあなたのことは家族だとは思っていませんから」

心のなかにそんな思いを抱えながら、Aさんはこれからも表面上は姑と仲良くしていくつもりだと言います。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。