人は誰だって自分のことは棚に上げてしまいがち。親になろうが、なかなか自分を省みることは難しいものです。筆者の知人Aさんは反抗期の高校1年生の娘に手を焼いていました。いろいろと口うるさくなってしまっていたAさんですが、娘から「ママだってやってるじゃん!」と言われて目からウロコが落ちたそうです。Aさんが大反省した反抗期娘から指摘された言動はどのようなものだったのでしょうか。
ママだってやってるけどね! 娘の言葉にハッ
ある日、また娘が片付けをしていないことを注意していたときのこと。娘が驚きの一言を放ちました。
娘「ママだってやってるけどね! 何で私だけ注意されなくちゃいけないの!」
Aさんは娘の言葉にハッとさせられました。確かにAさん自身も娘に言ったことができているかと言われると、できていないこともあります。
娘には「すぐに片付けろ」と言うのに自分は片付けず、そのことを指摘されると「ママは自分で片付けるからいいの!」と言い訳ばかりしていました。
娘には口うるさいのに「ママは大人だからいいの!」と、娘からすれば納得いかない理論ですべてを乗り切ろうとしていたのです。
ママ反省、一緒に変わろう
Aさんは自分もできていないことを娘に注意してしまっていたことを反省。人に注意をするなら、まず自分ができていなければならないと気持ちを入れ替えました。
娘にも「ママも頑張るから、あなたも頑張ろうね」と宣言。その後は口うるさく言うのをやめ、お手本となるような行動を心がけました。
すると娘の行動にも変化が現れ、頑なだった娘の態度は少しずつ柔らかくなっていったのです。まだまだお互いにできていないことも多くありますが、今は2人で一緒に成長していきたいと考えているそうですよ。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。