結婚が決まったら、氏名や住所の変更手続き等が必要になるため職場にも報告しなければなりません。しかし、結婚報告の際、思わぬ体験をした方もいるようで……!? 今回は私の友人A子さんから聞いた、上司に結婚報告したとき、ありえない言葉をかけられ唖然とした話を紹介します。いったい何があったのでしょうか?

ついに決まった結婚!

30代半ばのA子は、中間管理職としてバリバリ働き、上司からも部下からも頼られる存在でした。そんなA子もプライベートでの長年の婚活が実り、2歳年上の彼と結婚することになりました。

上司に結婚を報告するも……

タイミングを見計らい、まず50歳手前の直属の上司に結婚を報告することに。しかし、A子が「結婚することになりました」と報告すると、上司から思わぬ言葉が返って来たのです。

A子の報告を聞いた途端、はあと面倒くさそうに大きなため息をつき、一言目に出た上司の言葉は「で?新婚旅行行くの?」でした。続いて「さすがに3月は避けるよね?常識として」と繁忙期を避けるように暗に指図。

責任感の強いA子としては、新婚旅行は行くものの、もとから仕事の繁忙期は避けて予定を組んでいました。さらにはとどめに「結婚しても仕事優先でよろしく!皆に迷惑をかけないように」と軽く言われてしまい……。

上司からの祝福はなし!?

まさか上司からそんな言葉が出てくるとは思っていなかったA子。A子のことをまるで「駒」としてしか見ていないように感じ、なんだか裏切られた気がして、無性に腹が立ちました。しかも、結局最後まで上司から「おめでとう」の言葉は出てこず……。
今まで自分の仕事にプライドを持って一生懸命取り組んできたA子はましてや「皆に迷惑をかけないように」とまで言われる筋合いはないと思いました。

この上司は部下の幸せを喜べない人間なのだと分かり、とても残念な気持ちになったA子でした。

結婚報告を受けたなら、自然と「おめでとう」という言葉が出てきそうなものですよね。上司は頼りにしているA子さんが長期で不在になる状況を想像し、仕事が円滑に回るか不安になってしまったのかもしれません。しかし、「おめでとう」の一言も出てこない上司への信頼度は、ガタ落ち間違いなしですね。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。