友人の一言から始まった「お金の貸し借り」
ある日、仲の良い友人A子から突然連絡がありました。「急にお金が必要で、少し貸してほしい」とのこと。A子は数年来の友人で、困った時はお互い助け合ってきた仲。少し悩んだものの、「友達だし、信用してるから」と5万円を貸すことにしました。
「来月には必ず返すから!」とA子は笑顔で約束し、私は軽い気持ちでその場を終えました。
返済を先延ばしにする友人
しかし、1ヶ月経ってもA子からの連絡はなし。こちらから催促すると、「今月ちょっと厳しくて……必ず来月!」と先延ばしにされました。それから2ヶ月、3ヶ月が経ち、何度連絡しても「もう少し待って」と言われるばかり。次第にA子からの返信も遅くなり、私は不安と苛立ちでいっぱいになりました。
思い切った行動! 友情を守るために
「このままではズルズルとお金も友情も失いそう……」そう思った私は、思い切ってA子に正直な気持ちをぶつけることにしました。
「A子、友達だからこそ、信用して貸したお金なんだよ。このまま返してもらえないと、私たちの関係も壊れてしまう気がする。」
A子は一瞬黙りましたが、次の瞬間、申し訳なさそうに「本当にごめん! ずっと言い出せなかったけど、返済の目処が立たなかったんだ」と涙ながらに打ち明けました。
解決と友情の再確認
その後、A子は自分の生活を見直し、少しずつお金を返し始めてくれました。「友達だからこそ、最初にちゃんと伝えるべきだった」と反省してくれたA子。そして私も、「友達だからといって、お金の貸し借りは慎重にしないといけない」と痛感しました。
お金の問題が解決した今、A子とは以前のように心から笑い合える関係に戻れました。
この出来事で学んだのは、友情を壊さないためには「曖昧にしないこと」「素直に気持ちを伝えること」が大切だということです。お金の問題は信頼に直結します。友達だからこそ、お互いに誠実でいられる関係を大事にしたいと心から思いました。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。