「週末は子どもの習い事で大忙し」……そんな親たちの姿に、ふと自分を重ねて落ち込んでしまった筆者の友人。でも、ある夜、息子さんのひと言で心がふっと軽くなったそうです。 小学生の兄弟を育てる友人が、モヤモヤと気づきを語ってくれました。

ママ友たちの「週末フル稼働トーク」に圧倒されて

私は小学生2人の兄弟の母親です。ある日、学校のママ同士会話をしていたときのこと。

「週末は息子のサッカーの試合でA市に行ったよ」
「テニスの遠征でB県まで行ってきた」
「土日は野球の試合だった」

息子2人は小学校高学年。土日になると、近所の子どもたちは習い事の試合や発表会で家にいない様子。

親たちは車を出して、朝早くから付き添っているのです。

「すごいなぁ、がんばってるなぁ」と尊敬する一方で、少し胸がザワつきました。

うちはうち、だけど……「できない自分」に胸がチクっとした理由

息子たちも、習い事はしています。

書道教室と水泳、陸上。でも、熱心に遠征したり、大会に出たりするようなことはありません。

私が高速道路の運転ができないことと、毎週のように行われる試合に参加しきれないから。長男の送迎をすると、次男の送迎はできません。

平日は仕事と家事で精一杯

私は正直、平日の宿題と日々の家事、自分の仕事で手一杯。

土日は「やっと休み」という感じで、どちらかというと家でのんびりしたい派です。

「うちって、このままでいいのかな」
「子どもに何かを与えてあげられてないんじゃ?」
「土日も全力で子どもに捧げるべきでは?」

そんなモヤモヤが頭の片隅から離れませんでした。