近所の公園で出会った、少し年上の女の子。最初はほほえましい交流だったのですが、いつの間にかモヤモヤが生まれてきました。小さな公園で起きた思わぬ“すれ違い”を、筆者の友人が語ってくれました。

ふと湧いてきたモヤモヤ

最初は私も楽しく過ごしていたのですが、ある日ふと「子どもと2人で遊びに来たのに」と思いました。

娘との時間をゆっくり過ごしたいのに、“毎回付き添い+見知らぬ子の相手”になっていることにモヤモヤしていたのです。

3歳の娘と小学生では、遊ぶ内容も違います。娘はじっと砂いじりをしていますが、小学生の女の子はブランコに乗っては「こっち見てー!」、滑り台を滑っては「こっちこっち!」と呼んできます。

娘の様子を見たいのに、ペースはその女の子。私は疲れてしまいました。

それから私は、近所の公園には行かなくなってしまいました。

親ではないけれど、親のように見られてしまう葛藤

悪いことをしたわけではないけれど、どこか心がざわつく出来事でした。

きっとその子もさみしかったのかもしれません。でも、私にとっては娘との大切な時間。

誰かの親代わりではなく、まずは自分の子どもとしっかり向き合いたい。そう、改めて感じた公園での出来事でした。

【体験者:20代・主婦、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。