動画を見て学んだことも、実際にやってみたくなるのが子ども心。ある日、息子とその友達が庭で始めた“ちょっと変わった遊び”が、思わぬ方向へ発展していって……? 筆者の友人が体験談を語ってくれました。

まさかの発言に母パニック!?

私は「まあ、子どもなりによく考えたな」と思い、しばらく見守っていました。

でも、次の瞬間「じゃあ、飲んでみよう!」「お母さん!コップ2つちょうだーい!」と言うので、思わず「飲んじゃダメー!」と大声を出してしまいました。

子どもたちに伝えた大切なこと

私は慌てて説明しました。「見た目は透明でも、ばい菌はそのまま残ってるかもしれないんだよ。飲んだらおなか痛くなるよ」と。

息子は少しがっかりした表情を見せながらも「そうなんだ……」と納得した様子。

Aくんにも「こういうのは本当のキャンプとかで、大人と一緒に安全にやるものでしょ」と伝えると、「うん」とうなずいてくれました。

親の“見守り力”を考えさせられた瞬間

インターネットの世界は、子どもにとって刺激的で楽しいもの。多様な知識や体験を得る素晴らしいツールでもあります。

でも、それを「全部正しい」「すぐにマネできる」と思わせてしまう怖さもあると実感しました。

大人がしっかり伝えないと、楽しい遊びが一歩間違えば大きな事故にもなりかねません。

息子には「調べたり試したりするのはとても良いこと。でも、飲んだり体に入れることは、お母さんや先生に聞いてね」と話しました。

これからも、こうした“好奇心”は大事にしてあげたい。でも同時に、親としてのストッパー役もしっかり務めつつ適切な判断力を育むサポートをしようと心に決めました。

【体験者:30代・会社員、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。