いくつになっても、親から見れば子どもはかわいく心配なもの。筆者の知人女性の息子さんは一度結婚をし、子どももいるシングルファーザーなのですが、そんな息子から紹介された交際相手に違和感を覚えたようです。今回はその交際相手に関するエピソードを紹介します。

存在無視?

家事は各々と宣言したA子は、本当に自分と息子のことしかしません。
孫のことは一切面倒を見ず、食事や洗濯、弁当作りもすべて自分と息子の2人分のみ。

孫が毎朝お米を食べることを知っているはずなのに、自分たちの弁当用に……と炊飯器の米を使い切ってしまうこともありました。

やんわりと息子に相談してみても「A子は子どもがいないんだから、どう接していいのかわからないんだよ。」「そのうち家族になれるはずさ。」と重大なことだとは捉えていないようです。

私のことはいいのですが、今後2人が結婚して夫婦になり生活を始めるとき、孫は一体どうなってしまうのだろう? と不安に感じるようになりました。

急展開

私の心配や不安をよそに、結婚の話はどんどん進んでいきます……。

入籍日も決まり、ついに翌月入籍というタイミングで、A子は「好きな人ができました。」と息子に別れを告げ、家を出ていきました。

息子は落ち込んでいましたが、息子や孫、これから増えたかもしれない家族のことを考えると、これでよかったんだと思います。

【体験者:50代・女性パート、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。