義実家と良好な関係を保ちたい私。
でも、夫の “素直すぎる性格” に悩まされることが──。
義実家との距離感
私は夫と二人暮らし。
義実家は同じ市内にあり、車で20分ほどの距離です。
頻繁ではないものの、月に二度ほどは義実家を訪問して、交流をするようにしていました。
義実家とのやり取りは基本的に夫が担当しています。
義両親との仲は良くもなく悪くもなく、ほどよい距離感を保ってきました。
素直すぎる夫の報告
夫は、良くも悪くもとても素直な性格。
義実家で聞いた話も、余計なフィルターをかけずにそのまま私に伝えてきます。
たとえば、義母が体調を崩した時のこと。
私たちは義実家に行き、数日分の食事を作り置きして帰宅しました。
しばらくして容器を回収しに行った夫は、義母から「料理は食べたけれど、冷蔵庫にしまい忘れて腐らせてしまったから捨てた」 と聞かされました。
その話を、まるごと私に伝えてきたのです。
何時間もかけて作った料理が台無しになったと聞いて、平気な嫁がいるでしょうか。
「おいしかったよ」 と一言だけ伝えてくれればそれで十分なのに……。
知りたくなかった一言
しかも、夫の “素直な報告” はこれだけではありません。
たとえば、義母が「本当は別のものが食べたかったのよね」 とつぶやいていたとか「あんなものばかり食べてるから太るのよ」 と言っていた。そんな話まで、わざわざ私に伝えてくるのです。
毎回聞かされると、どうしたらいいのかわからなくなります。
義実家の話が気にならないわけではありません。
でも、聞かなくてもいいことまで知ってしまうと、やっぱり心がざわつくものです。
義母の言葉をそのまま持ち帰る夫に、私は何とも言えないモヤモヤを感じました。
火種を増やさないために
最近の私は、夫にあえてこう伝えています。
「そこは、言わなくていいことだよ」 と。
聞き流して終わらせると、お互いに嫌な気持ちが残ってしまう。
だから今のうちにしっかりくぎを刺しておく──。
嫁姑問題の火種を増やさないためには、小さな積み重ねが意外と大事だと思うのです。
夫よ! 良好な嫁姑関係は、あなたのさじ加減にかかっているのだからね!!
【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。