すると「私に任せて!」と祖母がサポートに名乗りをあげましたが、昔の受験と現代の受験は違っていて!?
筆者の友人T子が実際に体験したエピソードをご紹介します。
成功体験を忘れられず→孫にも厳しい指導
その時の熱意と成功体験が忘れられないのか、そっくりそのまま孫にも「昭和風」の厳しい指導する祖母。
「こんなやり方じゃダメ!」
「きちんとノートに写して!」
「計算は正確に!」
と気合十分で私の息子を指導します。
言うことを聞かない孫→「おばあちゃんもう黙ってて」
私は素直に言うことを聞くタイプでしたが、私の息子は他人の言うことをまったく聞かないタイプ。
それでも祖母は頭ごなしに息子に命令し続け、果ては
「塾が合ってないから変えたほうがいいわ」
と勝手なことを言い出す始末。
とうとう息子が
「おばあちゃん、もう黙ってて」
とひとこと。
「おばあちゃんのやり方は塾と違うし、僕にも合わない。だからもう、口出ししないで」
私からも、基本的に塾に任せているから息子を信じて静かに見守ってもらうよう、お願いしました。
最初は祖母もショックを受けていましたが
「今は昔とやり方が違うのね」
としぶしぶ納得。
一歩引いて見守ることも大事だとようやく気づいたよう。
結局、息子は自分のペースで勉強して志望校に合格。
「おばあちゃん、見守ってくれてありがとう」
と言う息子に
「ごめんね」
と言った祖母。
すると今度は私の娘に向かって
「受験はいつするの? 妹の時は、ばあば頑張ろうかしら?」
と言いましたが、妹も超がつくマイペース。
「今度も静かに見守ってくれれば」
と私はお願いしたのでした。
【体験者:40代・主婦、回答時期:2025年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。