箱ティッシュプレゼント
自宅から車で10分程度の場所にあるガソリンスタンドでは、給油した方に箱ティッシュをプレゼントするというイベントをおこなっています。
どっちみち給油はしなければならないのですから、せっかくなら箱ティッシュがもらえたほうが嬉しいと考え、基本的にはそのガソリンスタンドで給油するようにしています。
この頃は、自分自身で箱ティッシュがもらえるお得感を満喫しているだけだったのですが、徐々に私は『箱ティッシュプレゼント』に必死になりすぎてしまうのです……。
人へ強要
ある休日、旦那と旦那の車で出かけていた時のことです。
旦那が「あ、給油しなきゃ。」とつぶやいたので、私は「だったら、あそこのガソリンスタンドに行って! 給油するだけで箱ティッシュがもらえるの。」と例のガソリンスタンドで給油するようにおすすめしました。
旦那はすぐに快諾してくれ、無事箱ティッシュもゲットできたので、自分で給油した時よりもさらにお得な気分を感じられました。
また別の日、私の車で旦那とプチ遠出をしていた時のこと。
自宅まではまだ距離がある帰り道に給油が必要になりました。
自宅までガソリンが持ちそうにないため給油は必須ですが、このあたりのガソリンスタンドでは当然箱ティッシュはもらえません。
そのため「1000円だけ注いで、帰りに箱ティッシュがもらえるガソリンスタンドで満タンにしよう。」と提案したのですが……。
反省
旦那は私の提案に「箱ティッシュは買ってあげるから勘弁して……。」と。
箱ティッシュ欲しさに一生懸命になっていた私ですが、旦那からしてみればもっと近くにガソリンスタンドはあるのにわざわざ遠回りして行かなければならなかったり、箱ティッシュ目的で2か所のガソリンスタンドに立ち寄ったりしなければならないのは、非効率だったようです。
必死になりすぎて周りが見えなくなったり、空気が読めなくなったりしないよう、気を付けたいと感じました。
【体験者:30代・女性自営業、回答時期:2025年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。