コロナ禍以降、リモートワークなどを取り入れる企業が増えていますね。出勤なしで自宅で仕事が完結すると、準備の手間が省けたり、通勤時間がカットできたり、いいことがたくさん。しかし、家庭環境によって、リモートワークはむしろ非効率だと感じる方もいるようです。今回は筆者が実際に体験し目からうろこだったエピソードを紹介します。

在宅ワーカー

私は数年前に会社員を退職し、いまは完全在宅・フリーランスで活動している在宅ワーカーです。

私の夫は職人さんで、毎朝家を出るのは5時台。
帰りは遅くても17時には自宅に着き、早い日にはお昼過ぎに帰宅してくることも。

朝早くから働いているので、早く帰れることはよいことなのですが、夫の帰りが早い日が続くと困った問題が発生します。

生活音

困った問題とは『仕事が進まない』こと。

夫は帰宅してからリビングで過ごし、私は別の部屋で作業をしています。
ただ家はそう広くなく、特別防音対策なども施されていないため、夫が見ているテレビの音や音楽、笑い声などがダイレクトに聞こえてきてしまうのです。

そのうえ、仕事を終えている夫は何かと話しかけに来てしまい、私は気が散ってしまい仕事に集中できないのです……。

相談

ある時期、夫の帰宅が早い日が続き、いよいよ仕事の納期に支障が出てきてしまいました。

しかし、夫にとってはここは自宅であり、娯楽を堪能していいはずの空間。
仕事を終え帰宅している夫に「静かにして。」とはなかなか言いにくいものです。

ついにどうすればよいのかわからなくなってしまい、私は仲のよい友人に悩みを打ち明けました。

解決策

「夫が帰ってくると仕事が進まなくて困っているの。」と相談すると、友人は「Bluetoothイヤホン持ってる? ノイキャン優秀だよ。」と。

ノイキャンとはBluetoothイヤホンに搭載されている『ノイズキャンセリング機能』のことです。
効果としては、周囲のノイズが無効化され音楽に雑音が混じらないというもの。
いわば外部の音と遮断される機能です。

私はこれまでノイキャン機能は『音楽を聴いているとき』前提で、活躍する機能だと思っていました。
しかし、音楽を流していない無音の状態でも、ノイキャン機能は有効。
まるで耳栓のような役割を果たしてくれると言うのです。

それ以降、仕事中に生活音が気になり集中できないときは、Bluetoothイヤホンのノイキャン機能を利用しており、ストレスなく仕事に打ち込めています。

【体験者:30代・女性自営業、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。