小学校を卒業してそれぞれの中学校に進んだ子供たち。
順調にスタートを切ったように見えた娘でしたが、次第に落ち込む様子が見え始めて!?
筆者の友人C子が実際に体験した子育てエピソードをご紹介します。

「違う世界へ行ってしまった」親友

SNSを見せてもらうと、親友は新しい友達と一緒にダンスをしたり
「学校最高!」
「出会えてよかった」
とテンション高めの投稿が。

「楽しんでるのは何よりだよね」
と言いつつも
「なんだか違う世界に行ってしまったみたい」
と娘は寂しそう。

親友に会う→「本当は大変みたい」

その後、その親友と会う約束をした娘。

当日
「久しぶりにたくさん喋れて良かった。前と変わってなくて安心した」
と嬉しそうに帰ってきました。

そして
「親友も本当は、色々と大変みたい」
とぽつり。

「キラキラした日常」をSNSにアップする日々

親友の通う中学校の子たちはみんな「キラキラした日常」を競うようにSNSにあげているらしく、
「せっかくできた友達に、置いていかれるのが恐いから」
と親友も頑張って投稿しているそう。

「楽しいけど、本当はちょっと疲れるみたい」
と娘。

私立中だからというわけではありませんが、中には金銭感覚や価値観の違う子もいるようです。すべてが初めての環境の中での親友の苦労がわかった娘は
「親友も頑張ってる。私も今の場所で頑張る」
と気持ちを新たに。

子供たちの世界にも「充実して見られたい」というプレッシャーがあるのだと感じました。

親としては思春期の子供の世界も理解しながらも、子供が自分らしいペースで成長していけるように見守っていきたい、と思わせられた出来事でした。

【体験者:40代・主婦、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。