これは筆者の友人C子さんから聞いたエピソードです。久しぶりに会った元同僚とのランチのあと、会計時に放たれた“まさかの一言”に、C子さんは絶句。「神経わからん……」と呆れたその出来事をご紹介します。

久々の再会ランチにウキウキ

数年ぶりに元同僚のAさんとランチに行くことになったC子さん。おしゃれなイタリアンのお店を予約し、近況報告に花を咲かせながら楽しい時間を過ごしていました。

料理も会話も堪能し、「やっぱりたまにはこういう時間、大事だよね〜」と満足気にお店を出ようとした、その時です。

「ごちそうさま!」……え?

レジで会計をしようとすると、Aさんが財布を取り出さず、「ありがとうね〜! ごちそうさま!」と一言。C子さんが思わず固まると、「だってそっちが誘ったんだし、予約までしてくれたから当然かと」と続けました。

C子さんは「えっ、割り勘じゃないの?」と内心焦りながらも、「いえいえ、そんなつもりじゃなかったよ」とやんわり伝えると、Aさんは「え? ケチ〜!」と軽く笑って受け流してきたのです。
これは話になりそうもないなと思い、C子さんは2人分のランチ代を渋々支払いました。

その後のLINEにモヤモヤ倍増

帰宅後、「今日はありがとう〜」とAさんからLINEが届きました。そこには、「今度は夜に高級焼肉とかも行きたいな♪ 予約お願いね!」と信じられないリクエストが。

C子さんは思わずスマホを見つめながら、「この人、完全に奢ってもらう気満々じゃない?」と呆れたそうです。

一線を引く決意

C子さんは、やんわりと「次回は割り勘でね〜」と返信し、その後は距離を置くことに。以後、Aさんからの誘いは増えなかったとか。

「人との距離感って、やっぱり金銭感覚に表れるよね」と話していたC子さん。神経がわからない相手とは、早めに線引きするのが賢明だと気づいたエピソードでした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。