SNSに子どもの写真や動画を載せる親御さん、増えていますよね。でもそれが、他の子どもまで無断で映っていたら? 今回は、筆者の知人A子が言いづらい本音を勇気を持って伝えたエピソードをご紹介します。
「うちの子を勝手に使わないで」その一言が場を変えた
そしてついに、A子はB子に直接話す決意をします。
「あなたのSNSに、うちの子を載せるのはやめてください」
B子は最初、「え? モザイクかけてるんだけど?」と軽く受け流そうとしましたが、A子は一歩も引かずに伝えました。
「そのモザイクじゃ関係者なら誰でもわかります。しかも、お金儲けのためにうちの子を使うのは正直すごく不愉快です!」
真剣な目でそう言い切ったA子に、B子もハッとしたような表情を浮かべました。
それ以来、B子は投稿内容を見直し、他人の子や作品を載せるときは、事前にしっかり許可を取るようになったと言います。
そして後日、何人かのママ友がA子に声をかけてくれたそう。
「言ってくれて、本当にありがとう。自分じゃ言えなかったから助かったよ」
A子の小さな勇気が、ママたちの安心と信頼をつくった──そんな出来事でした。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。