ママ友は子どもを中心とした関係性です。なかなか古くからの友人のようなくだけた友人関係になれず、時には付き合いが難しいと感じることもあるでしょう。今回はそんなママ友付き合いで、意外な理由で関係性が壊れてしまった経験のある筆者の知人、Aさんに聞いたお話です。

お茶会のあと……

「わあ、素敵なお家」
リッチなママ友のお家は広く、インテリアも豪華で素敵なお家で、Hさんはうっとり。
そして皆が持ち寄ったサンドイッチやスイーツを口にしながらなごやかに終わりました。ただ一つ気になったのは、Aさんがプリンを渡した瞬間、リッチなママ友が複雑な表情をしたことです。

「プリン嫌いだったのかな。でも食べてたけど」
そして、そのお茶会の日からAさんは何故かリッチなママ友に避けられるようになってしまったのです。

挨拶をしてもスルー、LINEを送ってもスルー。Aさんには全く理由がわからず、一体どうしてなのか悩んでいました。
「私、〇〇さん(リッチなママ友)に避けられてるみたい」
Aさんはリッチなママ友と共通のママ友とお茶をしているとき、勇気を出して相談してみました。
「手土産は何を持って行ったの?」
そのママ友は例のお茶会に参加していなかったので、Aさんがプリンを持って行ったことは知りませんでした。
「プリンだけど……」
するとママ友は気まずそうな顔でこう言ったのです。
「ああ、あの人はプリンはケーキ屋の中でも安めの商品だと思っているから、お付き合いNGらしいよ。あとシュークリームも」
「ええー! そんな理由!?」
プリンならお皿を汚さずに済むからと、良かれと思って持って行ったAさんはビックリ。
しかし手土産の値段でお付き合いを決める価値観がわからず、もうリッチなママ友と会っても話しかけないことに決めたそうです。

人が持ってきてくれた手土産に文句を言うのは良くないですね。値段よりも気持ちを大事にして欲しいものです。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。