嫁姑問題は色々ありますが、特に多いのは姑による嫁いびりではないでしょうか。ただ単に反りが合わないという理由もありますが、実は自分が姑にされたことを嫁にする、といった負の連鎖が続いていることもあるようです。今回はそんな嫁イビリを経験した筆者の知人Hさんのお話です。

するとたまたま近くにいた義妹が口を開きました。
「お母さんひどい! こんな寒いのにお湯抜いたの? あーあ、自分の母親の嫁イビリ見ると、お嫁に行く気失くしそうだわ」

その言葉を聞いたお姑さんは慌てた様子。
「お、お湯が汚れてたから。新しくお湯を張ったらいいわよ!」
と言い訳を始め、Hさんは義妹のおかげでゆっくりお風呂に入れたそうです。そしてHさんは再び、義実家には何か大事な用事がない限りは帰省しないと決めたとのこと。

お風呂のお湯を抜くという地味な嫁イビリでも、実際にやられると結構きついものです。義妹さんがいてくれて良かったですね。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。