今回は筆者が友人から聞いた、職場で【パワハラ被害】にあった新人女性社員の話を紹介します。『男尊女卑な上司』から理不尽な扱いを受けた、入社2ヶ月の新人女性。次の日、会社に“ある人”から電話がかかってきて……!?

Aさんは少しの間固まっていましたが、その後言われた通りにX係長のコップを洗いました。そしてそのまま「体調が悪い」と言って早退してしまいました。

そして次の日の朝、Aさんから「今日は休みます」と連絡が。「Aさん大丈夫かな」と心配していた私たちでしたが、まさかそれがAさんと関わる最後の機会になるとは、思いもしませんでした。

新人女性が休んだ翌日、会社の総務部に1本の電話が

Aさんが休んだ翌日、会社の総務部に1本の電話がかかってきました。かけてきたのは、Aさんから依頼を受けたという【退職代行】の業者。Aさんが退職するための手続きを代わりに引き受けるということでした。

退職理由が「上司からパワハラを受けた」という内容だったため、現場には人事部の社内調査が入り、日頃から女性軽視な言動をしていたX係長は、これを機に閑職に飛ばされたのでした。

【退職代行】を利用して退職することについては賛否両論あると思います。しかしこの件に関しては、退職代行を使って辞めた彼女を一概に責めることはできないと私は感じました。

退職したAさんはとてもいい子だったので、「今でもどこかで頑張っていてくれれば良いな」と思います。

【体験者:30代・女性パート主婦、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。