Aさんは、毎年母の日に義理のお母さんへ感謝を込めたプレゼントを贈ってきました。しかし、そのたびに義理の妹さんが張り合ってくることで、少しモヤモヤした気持ちになることもあったそうです。 今回は、筆者の友人Aさんから聞いた心あたたまる母の日のエピソードをご紹介します。
お義母さんの一言が決め手に
義母は、Aさんに向かってこう言いました。
「いつも私のことを本当に考えて選んでくれてありがとう。欲しかったものがぴったり届いたって、本当に嬉しいのよ。」
さらに、義妹が「こっちのほうがブランドで素敵じゃない?」と食い下がったときの、義母の返答に場の空気がピタリと止まりました。
「確かに素敵だけど、普段使うにはもったいなくて使えないのよね。おしゃれだけど、ポケットがなくて実用的じゃないから……。でも大切にするわね。ありがとう。」
その言葉に、義妹は少しバツの悪そうな表情を見せたとか。Aさんはその瞬間を「ちょっとスカッとした」と笑いながら話してくれました。
プレゼントの本当の価値とは
義理のお母さんの言葉で、Aさんの気持ちはしっかり伝わっていたことがわかりました。
「豪華さや値段じゃなくて、その人のことをどれだけ思って選んだかが伝わるものなんですね」
と話すAさんの表情はとても晴れやかで、私も心がほっこりしました。
母の日だけでなく、日常のちょっとした贈り物でも、「相手のことを思って選ぶ」ことの大切さを教えてくれるお話でした。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容をもとに、個人が特定されないよう構成しています。
ltnライター:北レン
経理事務・百貨店販売を経て、現在はWEBライターとして活動中。家事育児と両立できる働き方を模索する中で、ライターの道へ。自身の子育て経験を活かし、リアルで共感を呼ぶ記事を多数執筆。子育て・恋愛・美容など、女性の毎日に寄り添う情報を中心に発信している。