海外に行くと、日本との違いに「アッ!」と驚かされることがよくあります。今回は、私の友人A子さんから聞いた、オーストラリアのお金に関するとある機械事情について紹介します。

オーストラリアでの生活

A子は大学生のとき、約1年間オーストラリアのブリスベンに留学していました。オージーたちのほどよくテキトーで陽気な性格、困っているときにはさりげなくサポートしてくれる人が多いところが気に入り、A子はオーストラリアが好きになっていきました。

そんなA子でしたが、オーストラリア生活でいつまでたっても慣れることなく、使うたびに毎回ソワソワしていたものが……。

緊張しながら操作……

それは、ATMでした。オーストラリアでは、ATMが道端にあったりするため、A子はまずそのことに驚きました。道端にあるATMを操作中に道行く見知らぬ人に後ろから覗かれてしまったら、暗証番号も丸見えです。悪い人がいきなり走ってきたりでもしたら、引き出した現金も一瞬で奪われてしまいそう……。

オーストラリアは当時から治安もいいと言われていて、留学生や観光客も多く訪れる人気の国でした。しかし、やむを得ず道端のATMを使う場合は、時間と場所を選ばないと、なんとなく危険な目にも遭いそうな感じがして、A子は毎回ソワソワしながら操作していました。

道端に設置されているものは不具合が多い!?

オーストラリアの道端にあるATMは、挿入したカードが出せなくなってしまったり、間違った金額で入金されてしまったりと、なにかと不具合が多いということをのちにオージーの友人から聞いたA子。

用心深く、心配性なA子は、基本的にはすべてクレジットカード払いにすることに。緊急時、かつ誰か知り合いと一緒にいるときにしか、道端のATMは使わなくなったのでした。

今のATMは昔よりも性能がよくなっているかもしれませんが……オーストラリアのATMを使うなら、銀行や空港、ホテルの中に設置されているもののほうが安心かもしれませんね。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。