今回は、筆者が姑に郷土の名産を食べさせた時に、姑が取った意外な反応についてのお話です。
郷土の名産を食べさせると……
後日、姑がやって来た時、私はとあるお菓子を出すことにしました。
そのお菓子とは、私の故郷の名産品で、子どもの頃からずっと食べていた地元のお菓子です。
そのお菓子が大好きな私は、今でも地元のメーカーからわざわざ取り寄せ、常にストックしてありました。
姑に、お茶とともにそのお菓子を出すと、
「何これ?」
と怪訝そうな顔。
「私の地元の有名なお菓子です。おいしいので、ぜひ食べてみてください」
姑は、「私は名のあるお菓子しか口に入れないようにしてるのよね」と言いながらも、そのお菓子がおいしそうに見えたのか、一口食べました。
態度が一変
「……おいしい!」
姑はそのお菓子を食べると、驚いたように言いました。
昔ながらの素朴なお菓子で、素材の味が引き立つお菓子でしたが、姑もどこか懐かしさを感じたのか、そのお菓子が気に入ったようでした。
今では、私が取り寄せる時には、自分の分まで取り寄せさせています。
田舎出身の私をいつも馬鹿にしてきましたが、私が紹介した郷土の名産品がとても気に入り、「田舎にもおいしいものがあるのね」と、感心した様子の姑でした。
【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Junko.A
5歳、3歳、1歳の3人の子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。