小学1年生の息子を、GW期間中に親の都合で欠席させるか否かで夫婦が対立。夫は「大型連休に合わせて旅行したい」と主張する一方、妻は「学校に慣れ始めた子どもの意思を尊重すべき」と反対。妻が出した結論とは? 友人が体験談を語ってくれました。

GWに、子どもの学校を休ませる?

市内の小学校はGWと言えどカレンダー通りです。

私の夫は、「自分の職場は、GWは平日も休みにして大型連休になるから。子どもの学校も休ませて出かけよう」と、子どもの学校を欠席させることを希望しました。

私は、「子どもが保育園に通っているときは、それもありだろう」と同じ意見でした。

でも、4月から小学生になった息子。学校に慣れ始め、お友達ができて楽しくなってきたのに、親の都合で休ませることには反対しました。

子どもに直接聞いた、意外な返答

私がそう伝えても、「学校は休ませて、俺だって出かけたい」と言う夫。

私の説得に耳を貸さず。そして、夫は息子に意見を聞くことに。

夫「GWは学校休んで、どこか旅行しような!」
息子「え? 僕は学校に行くよ。休みたくないよ。パパだけ出かければ?」

子どもの自己主張

こうして4月も5月も学校を休むことなく、登校した息子。GWの間の平日は、いつも通り楽しくお友だちと遊んでいました。

私は、息子の意見を尊重し、学校に行かせてよかったと思っています。

子どもが小さいときは親が判断して休ませることも可能でしょう。でも、もう息子は小学1年生。自分で判断できることも多く、夫には息子の成長を理解してもらう良い機会だったと思っています。

GWや親の長期休みに子どもの学校を休ませるかどうかというのは、各家庭によって考え方が違うことは理解しています。私は、それぞれの家庭の考え方を尊重します。

でも我が家は、夫婦で意見が食い違っていて、意見を一致させる必要がありました。そこで決め手となったのは、子どもの自己主張でした。

【体験者:30代・会社員、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。