GWになるとやって来る義母。家族で過ごせるはずのGWが、毎年義母の接待で終わります。それが10年続き、ついに妻は限界を迎えました。本音を夫にぶつけた結果は? 友人が語ってくれました。

毎年恒例! GWは義母が遠方から泊まりに来る日

GWになると、必ず遠方の県から義母が自宅に泊まりに来ます。高速バスに乗り、電車を乗り継ぎ、何時間もかけて家にやってくるのです。

初めのころは「遠路はるばるお疲れ様です」という気持ちがありましたが、これが何年も何年も続き、いつのまにか毎年の恒例行事となっていました。

家族旅行より義母優先!? GWはおもてなしで終わる日々

こうなると、私たち家族はGWにどこへも出かけられません。

子どもは小学生になり、子ども同士「旅行に行った」「お土産をもらった」と会話も盛り上がります。

しかし、私たちは毎年の義母の来訪によって、GWは義母へのおもてなしで終わるのです。

「今年こそは!」妻が夫に提案した家族旅行計画

私にとって、家族で取れる長期休みはとても貴重なもの。そこであるとき、「今年こそは……」と意を決して夫に提案をしました。

「子どもが『友だちみたいに家族でどこか行きたい』って言うの。お義母さんのGW来訪、今回だけ遠慮してもらえないかな?」と。

すると夫は困惑した顔で、「でも母さん、『孫に会えるのが生きがい』って言ってるよ。『今会えるときに遊びに行きたい』って言ってるんだし、そこはいいだろう」と言いました。

家族旅行も「今しかできない!」 妻が抱えるジレンマ

子どもたちが「家族で出かけたい」なんて言うのは今だけ。中学生になれば部活が忙しくなったり、友だちとの時間を優先するようになることでしょう。

義母の言う「今しかできない」は、私たちの家族旅行も同じなのに。

結局、毎年の義母来訪は今も続いています。子どもも、「今年もおばあちゃん来るんでしょ」と、いつのまにか外出や旅行を希望しなくなってしまいました。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。