一口ゼリーがまさかの「貸し1」に
息子の話によると……。
公園で、小学6年生のAくんから一口サイズのゼリーをもらった息子。「ありがとう」と食べると、「おまえ、それ貸し1だからな」と言われたのです。
息子が「家にもゼリーあるから、持ってくるよ」と言うと、「俺の好きなお菓子じゃないとだめだ。500円か200円持ってコンビニに集合な!」と言われました。
息子はお金は持っていかずにコンビニに行くと、「なんでお金持ってこないんだ」と言うAくん。
息子は、「Aくんにお菓子はこれって聞いて、後でお母さんと買って渡すよ」と言うと、
Aくんは、「今持ってこい。お前、貸し作っていいのか?」と。
息子はそのとき家に帰ってきて、200円を持ってコンビニに向かったのでした。
Aくんはコンビニで200円のお菓子を選び、息子はそれを支払い。そしてバッと商品を奪うように店を出たAくん。息子が「ひとつ頂戴」と言うと、「俺は家で食べる主義だから」と家に帰ってしまったと言うのです。
私の対応
息子には、Aくんとは距離を置くことやお金の貸し借りはしないことを伝え、すぐ学校に報告しました。
正直、小学6年生にもなると悪知恵を働かせる子どもはいます。でも、まさか息子が被害者になるなんて……。金銭トラブルに年齢は関係ないと痛感しました。
【体験者:40代・会社員、回答時期:2025年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。