同窓会で再会
私は数年ぶりに同窓会に参加しました。
その同窓会で卒業以来、一度も会っていなかった人たちと再会。
同じく卒業以来初めて会ったA子は、最近仕事を辞めて職探し中なのだと話します。
A子の話では長く勤めていた会社で理不尽な目に遭いやむを得ず退職、次も前職と同じような業種で仕事を探しているということでした。
紹介
A子の話を聞いていくうちに、A子が探している条件と、私が勤めている会社の条件がピッタリだと判明!
偶然にも私の勤め先で求人募集をおこなっていたため、私はA子に「よかったら私の職場を紹介しようか?」と伝えました。
A子から「ぜひ紹介してほしい。」と頼まれたため、職場を紹介すると、私の知人だということもありとんとん拍子に入社が決定。
ここまではよかったんです……。
出社しない友人
A子が入社して2日目の朝。
出勤時間になってもA子は出社してきません。
会社から上司が連絡しても、私のプライベートなスマホで連絡しても、電話に出ません。
驚くことにA子は入社2日目で、音信不通となり会社を飛んだようです。
友人の本当の姿
後日、ほかの同級生から話を聞くと、A子はどの職場も長続きせず、今回のように音信不通になったり、就業中に突然いなくなったり、といった非常識な辞め方を繰り返しているそう。
私に話していた『長年勤めた会社を辞めたばかり』というのも、真っ赤な嘘だったようです。
それ以降、結局A子とは連絡がつかないまま。
私の紹介だから信頼できるとA子を採用した会社に迷惑をかけ、自分の顔に泥を塗ることになりました。
もっと事前にA子の素性を調査して、信頼できるのか判断してから紹介するべきだったと後悔しています。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。