予定に遅れそうになると、気持ちが焦りますよね。とくに結婚式やお葬式、重要な会などの時間が押し迫っていると、焦りからイライラしてしまうものです。今回は筆者自身が、ちょっと盛大なパーティーに遅刻しそうになったときのエピソードを紹介します。

タクシーが来ない!?

普段は車移動がメインの私ですが、お酒を飲む席に参加するときばかりはタクシーや公共交通を利用します。

今日は友人の誕生日パーティーが開催される予定なのですが、開催場所はあまり交通の便がよくない場所。
そのため、タクシーでパーティーに向かうことにしました。

出かける準備を終え、十分に時間に余裕を持って配車アプリを開いたものの、近辺にタクシーがまったくいません!
そのため近隣のタクシー会社に配車を依頼しようと電話をかけたのですが「本日は車が出払っています。」と断られてしまいました。

焦ってほかのタクシー会社にも連絡したのですが、どこも「近くに空車がいません。」「行けても何時になるかわかりません。」と、何時であろうと難しいと言われてしまったのです。

救世主!

何社も電話をかけ続けて、ようやく来てくれる会社が1社見つかりました!

そのタクシーはすぐに来てくれたのですが、配車に手こずったため時間はギリギリ。
運転手さんに「すみません、少し急いでいます。」と伝えた結果、運転手さんは空いている裏道を通ったり、混雑する道を避けてくれたり、と間に合うように尽力してくれました。

結果的に、パーティー開始時間ギリギリに到着!

タクシーに乗っているときにも、運転手さんは「近頃はコロナの影響でタクシーの台車を減らしている会社が多くて、以前より捕まりにくいんですよ。」「金曜日と土曜日はとくに呼びにくいから、あらかじめ時間を指定して予約しておくといいですよ。」などと親切にタクシー事情を教えてくださいました。

偶然の再会

無事誕生日パーティーが終わり、自宅に帰るためタクシーを呼ぶことに。
行きの状況とは異なり、今度はすんなり配車アプリでタクシーを呼べました。

迎車に来てくれたタクシーに乗り込み、住所を伝えると、運転手さんが「あれ? この住所は……。」と。

運転手さんの顔をよく見ると、行きにタクシーに乗せてくれて親切にしてくれた、あの運転手さんだったのです!

私は運転手さんのおかげで無事間に合ったことのお礼を伝え、感謝の気持ちを込め少し多めの金額を支払い帰宅しました。

【体験者:30代・女性自営業、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。