勉強家の夫、図書館へ
Aさんは結婚5年目で、夫との仲は良好だと思っています。最近の夫は資格試験を控えて、休日も「図書館で勉強してくる」と出かけるようになりました。
そんな日が1ヶ月ほど続き、無事に夫の資格試験は終了。夫自身も手応えを感じたようで、Aさんも一緒に喜びました。
これで夫は勉強から解放されて、また休日は夫婦2人で遊べるようになると思ったAさん。しかし、夫は試験が終わっても「せっかくできた勉強の習慣を崩したくないから」と図書館通いをやめなかったのです。
私も図書館に行ってみよう!
夫と休日を過ごせないのが寂しかったAさんですが、「勉強を頑張りたい」と言われてしまうと夫の図書館通いを反対するわけにもいきません。むしろ熱心に勉強する夫のことをAさんは尊敬していました。
1人で休日を楽しく過ごしていたAさん。ある日、図書館へ行ってくるという夫を見送った後で、ふと思い立ちました。
「そうだ! 今日は私も図書館へ行ってみよう」
こうしてAさんはウキウキと図書館へ向かったのでした。
勉強しているはずの夫は何をしていた?
図書館へ行くと、早速カウンターで夫を見つけました。夫は1人の若い女性の図書館司書と親しげに話しています。
何か怪しい雰囲気を感じたAさんは夫に声をかけずに、見つからないように2人の観察を始めました。すると、2人はカウンターから離れ、あまり人の来ない専門書の書架へ。
そして驚いたことに、物陰に隠れて2人はキスを始めたのです。Aさんはショックを受けながらもそのシーンを写真に撮りました。そして、2人のところに突撃。
「何してるの?」
浮気した夫を信用できません……
夫と司書は驚き、しらばっくれようとしますが、写真を見せると観念して話し始めました。
夫が勉強のために図書館に通っていたのは本当で、何度も図書館を利用しているうちにタイプの図書館司書のことが気になり、熱烈に口説いたとのこと。
司書も夫の熱意に負けて親しくなっていたが、既婚者だとは知らず図書館以外では会ったことがないと言います。今日も図書館で会っているところを見ると、その話は本当なのでしょう。
Aさんは、この出来事を図書館にも報告。勤務中にキスしていたことが問題になったのかはわかりませんが、図書館からその司書はいなくなりました。
すべてが解決したかのように思えますが、信頼し尊敬していた夫に裏切られたことで、Aさんは夫のことが信用できなくなりました。この先の人生を夫と過ごしていけるかどうかは、まだ考え中だそうです。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。