『この秘密は墓場まで持って行く』なんて言い回しをすることがあります。嘘や秘密はよくないことですが、万が一隠さなければならないようなことが起きてしまったのであれば、それは一生黙っていたほうがいいのかもしれません。今回はおしどり夫婦として知られる筆者の知人に、夫の告白がきっかけで生じた心境の変化についてご紹介します。
おしどり夫婦
夫とは結婚して8年。
8年経ったいまでも夫婦仲は良好で、周囲からは『おしどり夫婦』なんて呼ばれることもあります。
夫には私と結婚する前に長く交際していた彼女がいました。
交際当初は、偶然遭遇した夫の知人から「え? 彼女変わった?」「あれ? 今日元カノは?」と言われることもあり、きっと周囲から公認のカップルだったのだと思います。
あまりに親しげだったことがうかがえてしまい、当時は「早く夫から元カノのイメージがなくなってくれないかしら」と少し気を悪くしていました。
8年越しの告白
ある晩、夫といつも通り他愛もない会話を楽しんでいたときのこと。
夫が突然「いまだから言えるけど○○(私の名前)と付き合い始めた当初は、元カノと会うことも何度かあったんだよね」と告白してきたのです。
私は「聞きたくなかった。隠すって決めたなら隠し通してほしかった」と伝えたのですが、夫は「いま隣にいるのはあいつじゃなくて、○○だろう? さすがに時効さ」と笑っています。