都会に行くとびっくりする人も多い【通勤ラッシュ】。
大勢の人が押し込まれるようにして乗り合う電車は地方ではなかなか見ることのない光景で、戸惑うとともに、散々な気持ちになることもありますよね。
今回は筆者の知人から聞いた、新社会人ならではのエピソードをどうぞ。
大勢の人が押し込まれるようにして乗り合う電車は地方ではなかなか見ることのない光景で、戸惑うとともに、散々な気持ちになることもありますよね。
今回は筆者の知人から聞いた、新社会人ならではのエピソードをどうぞ。
通勤ラッシュ
私は新社会人になって初めて、地方である地元を離れ都会の生活を始めました。
はじめは憧れていた都会の景色にワクワクが止まりませんでしたが、毎朝の通勤ラッシュにはいつも圧倒されていたのです。
駅に着くと、人混みに押し流され、ぎゅうぎゅう詰めの電車。
何とか遅れないよう電車に乗って揺られ続けること数十分、朝から疲れ果ててばかりでした。
最初のうちは、慣れるだろうと思っていたのですが、そう上手く体は順応できず。
日に日に通勤が憂鬱になり、仕事のプレッシャーと相まって心がすり減っていきました。
遅延!?
そんなある朝、大幅な電車の遅延に見舞われたのです!
駅のホームでアナウンスを聞いても、遅れる理由もどのくらい遅れるのかもよく分かりません。
ほかの利用客も同じ思いだったのか殺伐とした雰囲気が漂っていて、不安と焦りがどんどん募っていきました。
どうすればいいのか分からずただ立ち尽くしてしまい『こんなことが毎日続くなんて無理』『このまま仕事に遅刻したらどうしよう』と、涙がこぼれそうになるほど精神的にきつかったことを覚えています……。
天使の登場
すると、そんな私に、近くにいた見知らぬ女性が声をかけてきてくれました。
「大丈夫ですか?」
「どこか具合が悪いんですか?」
こちらに気を遣ってくれ、電車の遅延について話すと、電車が動き始めるタイミングを教えてくれたのです。