アプリで出会った見知らぬ人と関係を持つ人もいれば、身近なところで不倫に陥ってしまう人もいるようです。
今回は筆者の知人が『とても後悔している』と話してくれた、不倫にまつわるエピソードをご紹介します。
親友の夫と不倫
私は1年ほどの期間、親友の夫と不倫関係に陥っていました。
最初は『お互い一夜限りのただの遊びよね』と思っていたのですが、次第に彼への愛情が芽生え、関係が続いていってしまったのです。
『このままではダメ』
『いつか関係を断たないと』
そう頭では思いながらも、彼から求められることが嬉しくて、離れられずにいました。
そんなある日、親友が泣きながら私に『夫が不倫しているかもしれない』と打ち明けてきたのです!
その涙を見た瞬間、私は心から罪悪感に苛まれました。
もう関係を終わりにしようとも本気で思ったのですが、そこで私の醜い心が……。
優越感
『親友に勝った!』という【優越感】も感じてしまったのです。
学生時代から仲良しの親友は誰からも慕われる人気者。
そんな彼女と自分を比較しては落ち込むこともあった私は愚かにも、ようやく自分が彼女より優れていると認められた気がしてしまったのです。
その気持ちに支配されるように、私は不倫関係をズルズルと続けてしまいました……。
不倫がバレると?
そんな関係は長く続くはずもなく、最終的に親友に不倫がバレてしまった私たち。
すると彼は私に対して『こいつとは遊びだから』と軽く言い放ち、いとも簡単に私との関係を切ってしまいました……。
さらに、親友からは絶縁され、友人たちにもそのことが広まり、私は完全に孤立してしまったのです。
自分がしたことを後悔し、どうにか償おうと考えた私は、親友に多めの慰謝料を払い何とか仲直りしたいと申し出てみることに。
でも、当然ながらそれは拒否されてしまいました。
残ったもの
親友との関係は完全に断絶し、今私に残ったものは、後悔と自己嫌悪だけ。
あのときの優越感や心の葛藤が、私をどれだけ孤独にしたか、今更ながら痛感し反省しています……。
【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。