交通事故に遭った義父。事故後の検査では異常なしと言われたものの、後日「ろれつが回らない」という症状が出現。病院へ行くことを拒否していた義父でしたが、最終的に病院に行くことに。頑固な義父を動かしたエピソードとは? 友人が貴重な体験談を語ってくれました。
見過ごされがちな危険信号
ある日、義父が交通事故に遭いました。救急車で運ばれましたが、事故後の検査で異常はなく、大きな怪我もありませんでした。
しかし1か月後に、「ろれつが回らない、頭痛がする」と夫に電話をかけてくるように。
それを聞いた私は、「一度病院でしっかり診てもらったほうがいい」と夫経由で伝えました。
友人の悲劇が教えてくれた「脳の危険サイン」
数日後、夫に義父の様子を聞くと、「仕事にも行けているし、今は大丈夫だって」と言うのです。
私は、過去に友人Aを脳内出血で亡くしています。闘病中は、仲間たちと頻繁にお見舞いへ行っていました。そして退院後は、会社にも復帰していたA。しかし、ある日出社してこないことを不思議に思った上司が家に行くと、Aは亡くなっていたのです。
もう20年前の出来事ですが、本当につらい経験でした。
これは夫にも話したことはありませんでした。しかし、Aのことを伝え、「絶対に病院へ行くように」と強く念押ししたのです。