新しいママ友ができました
Aさんは5歳の娘を持つ母。娘が通う幼稚園に最近新しいお友達が転園してきたようで、娘はその子と仲良くしているようでした。
その子ととても仲良くなった娘が「もっと遊びたい」と言うので、Aさんはお迎えのときに声をかけて、その子のママTさんと連絡先を交換。こうしてAさんとTさんはママ友になりました。
声をかけたときは優しく穏やかそうな人に見えたので、新たな出会いを喜んでいたAさん。まさかこの後Tさんの行動に困ることになるとは思ってもいないのでした。
Tさんを家に招いたら……
娘が「おうちで遊びたい」と言うので、週末Tさんを家に招いたAさん。せっかく来てもらうので楽しんでもらおうと、大好きなパティスリーでクッキーを買っておきました。
約束の時間を少し過ぎた頃、Tさん親子がやってきました。遅刻の連絡も手土産もなくやってきたTさんにAさんは少しモヤモヤしますが、「お互いに気を遣わない付き合いをしていけばいいってことだよね」と解釈。
しかし、この後もAさんは信じられない光景を目の当たりにすることになるのです。
遠慮って知ってます? 食い尽くし系親子
Tさん親子はAさん宅で遊ぶのもそっちのけで、まずテーブルの上のクッキーを食べ尽くします。Aさん親子が食べる隙もないほどの勢いでクッキーはなくなりました。
それだけでも驚きなのに、Tさんは驚きの発言をします。
「おいしかった! おかわりちょーだい! コーヒーも飲んじゃったからお願いね」
耳を疑ったAさんでしたが、まだ付き合いも浅いため何も言えず言われるがままに家にあったおやつとジュースを出してあげたのです。すると、おかわりもあっという間に食い尽くしてしまったTさん親子。
当たり前のように自分たちだけで食い尽くしてしまう光景は、Aさんにとって信じられないものでした。
その無神経さについていけません!
その後、やっと遊び出した子どもたちですが、Tさんはおもちゃや服も「それちょーだい!」と当たり前のような顔で言ってきます。
怖くなったAさんは「ごめん! 用事ができたから」と言ってTさん親子に帰ってもらい、今後は個人的な付き合いは控えることにしました。
お迎えで会うと「また遊ぼうよ! あのおいしいお菓子食べたい!」と無邪気な顔で言ってくるTさんですが、Aさんは人にたかって当然という態度のTさんに引いています。
悪気はないのかもしれませんが、Tさんの無神経さは園のみんなにも広まり、距離を置かれ始めているのでした。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。