人との繋がりは、人生を豊かにしてくれる大切なものです。しかし、時としてその繋がりは、私たちを悩ませることもあります。今回は、久しぶりに昔の同級生と再会したという筆者の友人が、興味深いエピソードを聞かせてくれました。

予想外の招待状

先日、高校時代の同級生A子から結婚式の招待状が届きました。しかし正直、喜んで出席したい気持ちにはなれませんでした。
A子とは高校時代に同じバスケ部でしたが、彼女は派手なグループに属していて、私のいた地味なグループを馬鹿にすることが多かったからです。

それでも「大人になったA子が、もしかしたら当時のことを申し訳なく思っているのかも……」と思い直し、結局出席することにしました。

お祝いの席での違和感

結婚式は盛大で、A子は幸せそうでした。私も途中までは、素直に祝福しようと思っていました。
しかし、同じテーブルに、高校時代A子とよくつるんでいたB美がいたことで、状況は一変!

お酒が入り饒舌になったB美は「ねえ、ご祝儀いくら包んだの?」と私に聞いてきました。
私が戸惑いながら「3万円だけど……?」と答えると、B美は驚いた顔で「え、少ない! みんな5万円包んでるよ?」と大声を上げたのです。

周りのA子派閥の女子もそれに同調しはじめ、私は真っ赤になって黙るしかありませんでした。
まるで、高校時代に戻ったようでした。